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病気になると、無性に実家の母が作った茶碗蒸しが食べたくなります。
昨年末、家族の中で(なぜか私だけ)感染性胃腸炎にかかってしまったときのこと。
夫に「何か食べたいものはある?」と聞かれて、「お母さんが作った茶碗蒸しが食べたい」と口走っていました。
病中・病後に胃腸をいたわり、栄養をとるのに茶碗蒸しはうってつけです。
普段の食事でも、旨味たっぷりで、あったかい茶碗蒸しが食卓に上がると嬉しいですね。
今回は、実家の母が昔から作っている、鉄板の茶碗蒸しのレシピをご紹介します。
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母の茶碗蒸しレシピ
分量(1人分)
卵 1個
だし汁 200㏄
みりん 小さじ1/3
塩 小さじ1/3
薄口しょうゆ 小さじ1/3
具材
鶏もも肉 2㎝角・1~2切れ
かまぼこ 1切れ
ゆり根 2~3片
しいたけ 1/2個
(あれば)ぎんなん 1個
★ 4人分の場合は、卵を3個にして、だし汁や調味料をそれぞれ3倍にしてください。
2019年1月追記
お正月に実家へ行ったときに確認したところ、はじめに聞いたレシピより、もう少し薄味にしているとのことだったので、しょうゆ・みりん・塩をそれぞれ、1/2 → 1/3へ減らしました。
作り方
- だし汁を作って、冷ましておく。
- 鶏もも肉は、2㎝大に切り、1切れ当たり1つまみの塩(分量外)をもみこんでおく。
- ゆり根は1片ずつにはがして洗い、茶色い部分を包丁でそいでおく。
- 3.のゆり根を酢少々を入れた熱湯で軽く下茹でする。
- しいたけはそのまま入れるか、大きいのが苦手なら、5㎜厚に切る。
- ボールに卵を溶き、だし汁を静かに入れる。
- ざるや布巾で濾す。Q私は、少量なら茶こしで濾しています
- 茶碗に具材を入れ、上から卵液をそっと注ぐ。
蒸し器を使った蒸し方
蒸し器を使った蒸し方です。
私が子どもの頃は、蒸し器専用の鍋がありましたが、今では持っているお家が減ってきました。
そんな場合は、普通の鍋に使える「万能蒸し器」が一つあると便利です。
- 蒸気が上がった蒸し器に入れ、蓋をする。
(茶碗の蓋(ふた)があれば、蓋をする。なければ、鍋と鍋の蓋の間に布巾をはさむ) - 強火で2分 → 再び蒸気が上がったら、鍋の蓋をずらしてお箸(菜箸や割りばしなど)をはさみ、弱火で25分ほど蒸す。
- 爪楊枝や竹串で中心を刺して、透明な汁が出てくるようならできあがり。
★ 蒸し方は、白ごはん.comを参考にさせていただきました。
圧力なべを使うと茶碗蒸しが簡単にできる!
うちの母は、いつも茶碗蒸しを圧力なべで作っています。
圧力なべを使うと、茶碗蒸しが簡単にできます。
温度調節に気をつかう必要もありませんし、「す」が入らず、なめらかにできあがります!
圧力なべは一つあると本当に便利。
T-falのような高いものでなくて大丈夫ですので、調理道具に加えてみてください。料理の幅が格段に広がりますよ!
圧力なべを使った蒸し方
- 圧力なべに茶碗を入れ、蓋をしないで加熱する。
- 沸騰したら、弱火で2分(★) → 自然冷却で圧が抜けるのを待つ
- できあがり!
★ 一般的な圧力なべの場合。
やわらかすぎると思ったら
このレシピで作った茶碗蒸しは、汁が多めで、なめらか・つるっとした食感にできあがります。
なので、どちらかというと、最後の方は「スープを味わう」感じになります。
もう少し固めが好きな方は、だし汁を200 → 180ccにしてください。
↑そうすると、茶碗蒸しの黄金比と言われる配合になります^^
最後に
弱った胃腸にもやさしい、あったかい茶碗蒸し。
だしの旨味が体にしみとおるようで、いつ食べてもホッとする味です。
具材はお好みでいいのですが、鶏もも肉は我が家の鉄板です。
この鶏もも肉から出るだしがすっごくおいしい! のです。
ちなみに、このレシピの配合は、かれこれ30年以上前の古い料理本に載っていたものをアレンジしたものだそうです。
私も母の味を受け継いで、子どもに食べさせていきたいです^^