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胃腸にやさしい食事メニューをまとめてみました

2015年1月7日

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胃腸を優しく労わり、栄養を補給するのに効果的な食事メニューをまとめてみました!

感染性胃腸炎などにかかったあとや、食あたり、慢性胃炎、胃弱などにもおすすめです。

 

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まずはおかゆ

体が弱っているときは、体温が低くなっていることが多いので、

  • 温かいもの
  • 喉を通りやすいもの

で体温を上げ、栄養を補います。

 

この時期におすすめなのは、何と言っても「おかゆ」

はじめは、米1:水10の割合で作る、重湯(おもゆ)からはじめると、胃腸に負担がかかりません。

重湯で大丈夫そうなら、少しずつ米の割合を増やしていくといいでしょう。

 

つぶしたかぼちゃを混ぜ、「かぼちゃがゆ」にするのもおすすめです。

ビタミンC、ビタミンE、βカロテンなどが摂れますし、体も温まります。

 

また、作る時間がない時のために、レトルトのおかゆを常備しておくと、いざという時に安心ですね。

 

茶碗蒸し

茶碗蒸しも、回復期におすすめしたいメニューの一つ。

具はない方が消化にいいのですが、鶏肉からはとてもよいだしが出ます。

なので、鶏肉を入れて作って、病人が食べる時は取り除いてもいいでしょう。

 

手間がかかると思いがちな茶碗蒸しですが、だしさえ作れば以外に簡単

レンジでも手軽にできますよ!

 

↓私が体調を崩したら無性に食べたくなる「お母さんの茶碗蒸し」の作り方はこちら

>>旨味たっぷり! お母さんの茶碗蒸しのレシピ

>>旨味たっぷりお母さんの茶碗蒸し【レンジでの作り方】

 

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うどん

少し食欲が戻ってきたら、やわらかく煮たうどんを。
にゅうめんなどもいいですね。

 

雪鍋

雪鍋(ゆきなべ)とは、大根おろしをたっぷり入れた鍋のこと。

みぞれ鍋とも言います。

消化がよく、体も温まります。

雪鍋におすすめの具

  • 豆腐(「きぬごし」か「充填豆腐」が食べやすい)
  • 白菜、にんじん、長芋、キャベツ、かぶなど、消化にいい野菜

【食べられそうなら】

  • 白身魚・鮭
  • 脂身の少ない肉 (赤身のひき肉・鶏ささみ・豚ひれ肉薄切りなど)

これらをだしで煮込み、最後に大根おろしを加えます。
ささみは、細く裂くと食べやすいです。

だしは、市販の白だしを使うと手軽です^ ^

いろんな食材を入れると、滋養に富んだ鍋になります。

(個人的には、豚の赤身ひき肉と、細く刻んだ白菜をとろとろになるまで煮込んだ雪鍋が好きです)

ポイント

生の大根には消化酵素ジアスターゼが含まれています。

これには、胃腸を整え、消化を助ける働きがあるのですが、病後には刺激が強すぎて、胃が痛くなることも。

特に、普段からお腹を壊しがちの人は、生の大根を摂ることで、余計に下痢がひどくなる場合があります。

また、大根は「涼性」の野菜で、体を冷やす作用があります。

ですので、回復期の病人に出す場合には、「しっかり加熱する」のがポイントです。

りんごなどの果物

りんごやバナナ、いちごなどは食欲がないときでも食べやすく、お腹にも優しいです。

ただ、胃腸が極度に弱っているときは、含まれている消化酵素が刺激になる可能性も。

その場合は、桃の缶詰など、加熱済みのフルーツで様子を見るのがおすすめです。

 

逆に避けたい果物は、

  • みかん・レモンなどの酸味がある柑橘類
  • パイナップル・柿・梨・キウイなど、たんぱく質分解酵素を持つ果物

など。

いずれも、胃腸には刺激になります。

全快するまで、食べるのはしばらく我慢ですね^ ^;

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コーンスープ・ポタージュスープ・ポトフ

病後すぐは、バターと小麦粉でルーを作らず、クリームタイプのコーン缶に牛乳を加えてのばし、塩で味付けをした、シンプル・あっさりのコーンスープがおすすめ。

 

ジャガイモのポタージュスープもおいしいですが、下痢がおさまらないうちは控えめに。

芋・豆類は腸内で発酵し、出たガスが腸管を刺激するので、下痢がひどくなる場合があります。

 

ポトフも、はじめのうちは芋・肉類を除いて、キャベツやにんじんから試してみましょう。

 

これらのスープ類は、病後に特におすすめです。

旨味の溶け出たスープは喉を通りやすく、弱った胃腸をやさしく癒してくれます。

 

すまし汁

食欲がない時や熱がある時でも「すまし汁なら飲める」ということが多いですね。

先日、子どもがのどの痛みと吐き気で「何も食べられない」と臥せっていた時に、茅乃舎だしで豆腐のすまし汁を作って飲ませたら、「おいしい」と2杯おかわりして、その後みるみる元気になったということがありました。

子ども曰く、「だしのおかげで元気になった!」とのこと。

もちろん、気の持ちようもあるかと思いますが、確かに食欲がない時や疲れているときにおいしいだしを飲むと、体にしみ通っていくような気がします。

 

体調が悪い時に飲むのに、おすすめはやっぱり「化学調味料無添加」のだし。

特にしばらくご飯を食べられなかったあとなどは、舌がものすごく鋭敏になっていて、化学調味料の味が尖って感じられるのがわかります。

 

普段、我が家では、茅乃舎だしと料理研究家 長谷川 あかりさん愛用のだしパックを使い分けています。

以前は、業務スーパーのだしパックを使っていたのですが、化学調味料が入っているので長谷川さんが使っているというものに変えました。

茅乃舎だしは「化学調味料に近いものが入っている」という声もありますが、やっぱりおいしい。

なので、ここぞというときには茅乃舎だし、普段は「かね七 料亭仕込み 天然だしの素パック 」を使っています。

 

おでん

薄味で、やわらかく煮込まれているおでんは、病後の食事に適しています。

食べるなら、大根、豆腐などがおすすめ。

 

こんにゃく、厚揚げ、練り物、肉類は、消化がよくないので、お腹の調子がよくなってからにしましょう。

 

ヨーグルト

ヨーグルトは、ノロウイルスなどで下痢・嘔吐を起こした時に、パッと思い浮かぶメニューの一つです。

体調を崩したり、抗生物質を飲んだりすると、腸内細菌のバランスが崩れます。

 

そんな時には、乳酸菌を摂取することで、腸内細菌叢(腸内フローラ)の回復をうながすのが効果的。

ただし、冷たいものは体を冷やすので、一度に大量に食べるのは禁物です。

おすすめレシピ・ヨーグルトゼリー

1. 水大さじ2でゼラチン5gをふやかす

2.1.へ牛乳100ccと砂糖大さじ2を加えて、レンジでゼラチンが溶けるまで加熱する

3.ヨーグルト200~300gを混ぜ、冷蔵庫で冷やす・ヨーグルト200gだと固めに、300gだとやわらかめにできあがります。・甘さは控えめにしています。(甘みで胃酸が出やすくなるため)

ゼラチンにはトリプトファン以外のほとんどのアミノ酸が含まれています。

そこへ、乳製品のトリプトファンを組み合わせることで、栄養価がいっそう高まります。

何よりつるんとしていて食べやすいので、お子様にもおすすめのメニューです。

 

回復期の食事については、こちらの記事もどうぞ。

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最後に

下痢・嘔吐の回復期には、胃腸を労わる「食養生」が大事です。

「いつから普通に食べていいのか?」というと、

  • 下痢・嘔吐がなくなっている
  • お腹がゴロゴロしなくなっている
  • 差し込むような胃腸の痛みが和らいでいる
  • 食欲が戻っている

のが目安。

いずれにしても、回復期には「温かいもの」「やわらかいもの」を「少しずつ」試してみるのがおすすめです。

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