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朝起きると、ひざに激痛「ひざに水がたまっています」との診断
1年半ほど前、前の日までは特に何ということもなかったのに、朝起きるといきなりひざの激痛に見舞われ、歩くたびに「痛っ!」と声を上げるほどになってしまいました。
実は、以前にもこれほどひどくはなかったのですが、ひざが痛くなったことがありました。
その時は2週間ぐらいで治ったので、「今回もすぐ治るだろう」と、高をくくってそのままにしていました。
ところが、2週間たってもまったく痛みがひかず、左のひざは右に比べて1.5倍ぐらいに腫れ上がったまま。
しかたなく整形外科を受診したところ、「ひざに水がたまっていますね」とのこと。
ひざが痛くなるにしても、もう少し高齢になってからだろうと思っていたので、ちょっとショックでした。
水は抜かずにヒアルロン酸注射を打ってもらって、湿布を貼るように言われ、定期的に通院することになりました。
その時点で、
- ひざを曲げられないほどひざのあたりがパンパンに腫れている
- 歩くたびに刺すような鋭い痛みがひざに走る
- ギシギシと錆びた蝶番のように、関節がきしむような感じがする
状態でした。
寝ていても寝返りを打っただけで目が覚めるぐらい痛くて、落としたものを拾うのも振り返るのも、日常生活のすべての動きがつらい。
ひざはこんなにも大切な部分なんだな、とあらためて実感した日々でした。
リハビリを続けて、今は普通に歩けるようになっていますが、痛みがすっかりなくなるまで半年ぐらい、筋肉の拘縮で曲がったひざがまっすぐになるまで1年ぐらいかかりました。
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【ひざ痛の原因】水がたまる前に見逃しやすいサインとは?
どうしてこんなことになったのか?
思い返すと、その前にも「チクッ!チクッ!」とひざに痛みが走ったり、朝目が覚めた時にひざの内側が痛かったりと、ひざに違和感を覚えたことがありました。
また、2年ほど前、ひざを曲げるたびに「ギュワギュワ」とでもいうような、おかしな音が聞こえるようになりました。
「何、この音?」と、怖くなって整形外科で診てもらうと、「クッションの役割を果たす、膝蓋下脂肪体(しつがいかしぼうたい)が固くなって縮んでいる」とのことでした。言ってみれば、スポンジがゴムのように固くなって、弾力がなくなった状態で出る音なのだそうです。
「こういう人は早くひざが痛くなりやすい。今は特に症状はないとのことですが、また痛くなったら来てください」と言われました。
(で、実際、2年後にひざが痛くなりました)
それが私の「初期症状」でした。
ひざ痛の「ちょっと変かも?」チェックリスト
以下の項目に、1つでも「あるかも」と感じたら、早めに注意してみましょう。
- 朝起きたとき、ひざがこわばって動かしにくい
- 階段を降りるときだけ、ひざが痛む
- 長く座ったあとや歩き始めにひざがピリッとする
- 歩くとき、ひざがカクッと力が抜ける感じがある
- 天気が悪い日に、ひざが重だるくなることがある
- ひざを曲げると、きしむような音が聞こえる
これらは、ひざの軟骨がすり減り始めたり、炎症が出始めているサインかもしれません。
「たいしたことないかも…」と私のように放置せず、少しでも不安があれば、整形外科で相談するのがおすすめです。
そのほかにも、思い当たる直接的な原因としては 、
- О脚
- 内側がすり減った靴を履いていた
- つまずいた拍子に足を強く踏み込んだ(これで半月板か軟骨が損傷したと思われます)
- 中性脂肪・血糖値が高かった (血液の巡りや流れが悪いのかも)
など、ひざに負担がかかるいくつもの要素が重なっていたのだと、今となっては思います。
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【治療と希望】すり減ったひざ軟骨も再生する?私が効果を感じた対策
そこからリハビリに通院する日々が始まりましたが、はじめはよくなったと思ったら、また水がたまり、のくり返しで、
「もう治らないんじゃ」
「このままずっと歩けなくて、家にこもりきりの毎日が続くのかも」
と、 歩くことが楽しめなくなった人生を想像するだけで、絶望感に包まれたのを覚えています。
でも、今なら言えます。
大丈夫。ひざの痛みは、きっと楽になります。
かつては、すり減った軟骨は二度と元に戻らないと考えられていました。
しかし近年、ゆっくりではありますが軟骨が再生することが報告されています。
さらに、軟骨がなくなっても代わりとなる組織ができることも分かってきました。
そして嬉しいことに、ひざ軟骨の再生治療の研究も日々進歩しています。
だからこそ大切なのは、今の自分の状態を正しく知り、自分に合った治療法を選び、根気よく続けること。
そうすれば、つらい痛みも和らぎ、日常生活が少しずつ楽になっていくでしょう。
別の記事で、私が実際に試して「よかった!」と感じた運動療法や、ひざをサポートしてくれる器具、参考になった本などをご紹介していきます。
ひざの痛みに悩む方にとって、少しでも希望を持てるきっかけになれば幸いです。