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先日、ショッピングセンターに車をとめておりようとしたとき、子供が足を滑らせて、勢いよくドアを隣の車にぶつけてしまいました。
慌てて確認すると、濃い目のカラーのドアにくっきりと3㎝ほどの傷が。
凹んでもいます。
つい「何してるの!」と子供を怒ってしまいましたが、よく考えると、子供が悪いのではありません……
いつもはドアを手で支えてから子供をおろすのですが、うっかりしていた大人に責任がありますし、普段は慎重におりていた子供が足を滑らせた、いわば、やむを得ない事故でもあります。
が、傷をつけた車には大人が対処しなければなりません^^;
今回、どのように対応したかや、気をつけたいポイントなど、
「他人の車に傷をつけた時にとるべき対処方法」
についてまとめてみました。
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1. まずは周辺の写真を撮る
まずは、該当箇所の写真を撮影します。
スマホがあれば、それでOK。
撮影するのは
- 傷がついた箇所とその周辺
- 相手の車のナンバープレート
- 自分の車と被害を受けた側の2台をまとめて撮影(位置関係がわかるように)
など。
傷がついた箇所は、
「その部分のアップ」
と、
「どこの場所か」
がわかるような遠景の両方を。
また、一部分だけではなく、傷の周辺も含め、片側全部を撮影しましょう。
ナンバープレートは「車種がわかるように撮る」のがベストです。
余裕があれば、ビデオにして、車の周囲をぐるっと回って撮っておきます。
のちのち証明する必要がある場合に備えて、
・どこの部位が傷ついたか
・それ以外に傷はないか
・相手の車はどんな車か
がわかるように、撮影するのがポイントです。
撮影できるものを持っていなければ、2.以降に進みます。
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2. 保険会社に電話をする
次に、加入している自動車保険の「事故対応窓口」に連絡して、対処方法を聞きます。
ちなみに、「なぜ、保険会社へ連絡するより先に写真を撮るか」については、電話をしている間に相手が車に戻ってきたときのため。
先に写真を撮っていれば、相手に「この傷もそうですか?」と違う個所を指さされても「そこは違います」と言えます。
保険会社から聞かれること
今回の例では、よくCMであるように
「お怪我はありませんでしたか?」
と聞かれた後で、自分の自動車保険証番号を聞かれました。
その場ではわからなかったのですが、登録した電話番号や個人情報から、すぐに確認をしてくれました。
対物賠償保険の金額についてと、補償金額によっては保険を使わない方が、最終的に支払う金額が少なくなると説明がありました。
そのほかに聞かれたのは、
- 相手がその場にいるかどうか
- 相手の車のナンバー
- メーカー(トヨタ・日産など)
- 車種(プリウス・マーチなど)
- 車の色
- 傷がついた箇所
- 相手の車との位置関係
- 自分の車に損害がないか
(もし、相手がいれば相手に対して)
- 名前
- 免許証の番号
- 車検証番号
- 自動車保険加入会社名
- 自動車保険証番号
- 連絡先
などを確認されます。
Q&A 警察に連絡するかしないか
Q.警察に連絡する? しない?
今回のように、相手の車に小さな傷をつけたといった場合、わざわざ警察に来てもらうかどうかは悩むところです。
本来であれば、軽微な事故でも警察への連絡義務がありますので、傷をつけた段階で警察に電話をするのが正しいと言えます。
ただ、到着~現状確認に時間がかかることや、警察は当事者間の交渉に介入しない(できない)ことから、事故証明書を必要としない場合、手間の方が大きいのも事実。
そのため、保険会社では軽微な物損事故の場合、警察の事故証明を求めないことが多いのだそう。
A. 個人的には
↓
修理が必要なら、事故証明のために警察に来てもらう
のがいいかなと思います。
ただ、その場に女性だけしかいない場合や、車の中に相手がいた場合は積極的に警察を呼ぶのがおすすめです。
特に、車の中に相手がいた場合は、後で怪我や後遺障害の申し立てをされる場合がありますので、しっかり警察に事故の証明をしてもらうようにしてくださいね。
3.もし相手がいなかった場合
何といっても相手ありきのことですので、その場で待つか、今回のようにショッピングセンターの駐車場であれば、アナウンスで呼び出してもらうなりして、相手を探しましょう^^;
ひどい損傷の場合は先に警察へ連絡するのもいいでしょう。
気をつけたいポイント【連絡先の渡し方】
以前、住んでいた団地の敷地内の駐車場で、隣の車のバンパーをこすってしまったことがありました。
そのときは、ワイパーに連絡先を書いたメモを挟んだのですが、ショッピングセンターの駐車場だとそうもいきません。
挟んであるメモを関係のない他人がとっていく可能性だってあります。
今回は、どうしようかと考えて、駐車場の管理センターに橋渡しをお願いすることにしました。
管理センターに連絡先を書いたメモを預けて、相手の方が出てきたら渡してもらうようにお願いしました。
職員の方が「管理センターに連絡してください」という貼り紙をワイパーに挟んだ上に、カメラで現場の写真まで撮ってくれて、ありがたかったです。
その後、飲み物を買いに行ったり、トイレに行ったりと席を外して戻ってみると、管理センターの方と相手の方とが連れ立って来るところでした。
結局どうなったか? と言うと
結論はと言うと、
「もういいですよ」
とのことでした!
「保険を使って直させてください」
と言ったのですが、
「ほかにも傷がいっぱいついているし、別に構いませんよ」
とのことで、相手の連絡先もこちらの連絡先も交換しないまま、その場で別れました。
いい方でありがたかった反面、非常に申し訳なかったです……!
保険の後始末
その後、保険会社に詳細を連絡して、保険を使わなくてよくなったと説明しました。
その他の保険も同じかどうかはわからないのですが、我が家が契約している三井ダイレクト損保では、「事故です」と電話をした時点で、すでに保険請求を行ったことになるようです。
しばらくしてから
「請求取り下げの手続きを行いました」
とのハガキが届いて、丁寧だなあ、と感心しました。
これにて一件落着しました。
もともと、三井ダイレクト損保にした理由は、自動車保険の一括見積で一番安かったから。
なので、事故対応の方はどうかなあ、と少しドキドキしながら電話をしたのですが、落ち着いたあたたかい対応で、解決までスムーズに誘導してもらえました。
(たいした事故ではなかったのに、やはり私はうろたえていたようです。「お怪我はありませんでしたか?」と優しく聞かれた瞬間、ものすご~く安心したのを覚えています^^;)
今回は、人の情けが身に沁みたり(本当にすみません)、事故の時に保険会社が頼りになることを実感したりと、ドキドキしつつもいろいろとありがたい経験をしました。
今後ドアを開けるときには、十分気をつけます。
おまけ
この話を知人にしたら、
「そういうことがないように、子供が生まれてから車はスライドドアにしている」
とのこと。
なるほど、そういう考え方があったか!
次に買うときは、スライドドアの車を検討します^^