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怒らない子育てやアンガーマネジメントについて、いくつかの記事で書いてきました。
今回は、アンガーマネジメントをする上で、とても参考になった本や、ぜひ読んでもらいたい!と思うおすすめの本をご紹介します!
子どもが変わる 怒らない子育て
タイムアウトやマントラコーピングなど、とっさの怒りにどう対処するかのテクニックがたくさん載っています。
著者の嶋津良智氏は、自分自身もすごく怒りっぽい人間だったのをアンガーマネジメントで穏やかな人間になれた、という方。
実体験に裏づけられた体験談を読むと、
「私にもできるはず。がんばるぞ!」
と勇気がわいてきます^ ^
この本以外にも、怒らない技術や怒らない技術2の著作が有名です。
個人的には、
子育て中の方 ⇒ 「子どもが変わる 怒らない子育て」
子どもも含め周囲の人間に怒りたくない方 ⇒ 「怒らない技術」・「怒らない技術2」
がおすすめです。
ポイント
『今日は怒らないと決める』というところ。
やってみると、カーっときて怒りそうになった時に、一瞬ふっと頭をよぎるものがあるんです。
「あ!」(今日は怒らないんだった!)
みたいな。
(そのまま勢いに負けて、怒ってしまう時も多々あるのですが^ ^;)
ともかく、今まではカーッとなったらすぐ怒っていたのが、その怒りの前に「気づく」というワンステップを入れられたわけです。
これは実践してみて、気づいたことです。
ぜひ一度お試しください^ ^
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どならない子育て
「ペアレンティングトレーニング」という、よりよく子どもに関わるスキルを学ぶアメリカ発祥の手法があります。
このペアレンティングトレーニングを、野口啓示氏
(かつて神戸にあった児童養護施設「神戸少年の町」の運営者)
が日本に導入し、日本にあうように開発したプログラムを「神戸少年の町版コモンセンス・ペアレンティング(CSP)」と呼んでいます。
(CSPはよく、「怒らない子育て講座」として、各地の自治体で無料、または格安で開講されています)
私もCSPの講座を受けたことがありますが、実践したところ、自分の怒る回数が減ったと同時に、子どもが『問題となる行動をする回数』も減ったのを感じました。
上記の『どならない子育て』は、当時、茅ヶ崎市役所こども育成相談課職員の伊藤徳馬さんが書いた本です。
伊藤さんは、神戸少年の町版CSPを学ぶための講座を開設した立役者でもあります。
この本は、ほぼCSPの講座の内容に沿って書かれているので、自分で実践する教本にもってこいです。
ただ、CSP講座で習った中で、私が一番役に立ったと感じた技術は、「それでもやっぱりどなっちゃいそうなとき編」の方に収録されています。
ですので、2冊セットで完全な技術が学べると思った方がいいでしょう。
【2016年5月25日追記】
マンガ版も出ています。
サッと読めて、直感的にわかりやすいので、時間のない方には特におすすめです!
「子どもが変わる 怒らない子育て」は、自分が怒らないための技術が主ですが、「どならない子育て」の方は、子どもに対する関わり方の技術がメインとなっています。
両方のスキルを身につけると完璧な親になれる!はずなのですが……
日々これ実践、ですね^ ^;
ママの心がふわりと軽くなる 子育てサプリ―そのままのあなたで大丈夫!
佐々木正美氏の本は、子育てにつまづいた時によく読み返しています。
いったいいくつ著書を持っているのか、と数えたら、軽く10冊を超えていました^ ^;
どの本もいいのですが、読みやすくておすすめなのが、この「ママの心がふわりと軽くなる 子育てサプリ」です。
「うちの三姉妹」でおなじみのぷりっつさんのマンガは面白いうえに、時に共感したり、ホロッとしたり。
そして、佐々木氏の優しい語り口調の文章にも癒されるという……二人のコラボが最高です。
はじめて読んだ時、胸に刺さったのは、次の箇所。
叱りすぎたときは「ごめんなさい」と子どもに謝ってください。
ときには、感情が抑えきれず、腹立たしさをぶつけるように怒ってしまうこともあるかもしれません。ひどい言葉をぶつけたり、暴力をふるったり。
どうしたらやめられるのかと、悩んでいらっしゃる方も多いことでしょう。
怒りすぎをやめる第一歩は、子どもに「ごめんなさい」と謝ることだと私は思います。お母さんの感情がおさまって冷静になったときに、子どもを呼んで、「さっきはごめんね。お母さん、怒りすぎちゃったね。お母さんイライラしていたんだよ」とちゃんと謝るのです。
子どもは許してくれます。お母さんに謝られたことで、傷ついた自尊心が多少なりとも守られるからです。(以下略)
引用:ママの心がふわりと軽くなる 子育てサプリ―そのままのあなたで大丈夫!より
このあと、
真の自尊心とは「自分は誰かに大切にされている」と実感することで培われていく
と続き、
厳しい叱り方は、子どもの自尊心を損ないます。せめてその傷を多少でも補うために、どうぞ謝ってあげてください
という言葉で終わります。
これを読んでしみじみ
「子どもに怒りたくない。怒らない親になりたい」
と思いました。
文章はお母さん向けに書かれていますが、お父さんにもぜひ読んでもらいたいです。
本の副題に「そのままのあなたで大丈夫!」とあるように、
親である私たちもありのままでいいんだよ
そして
子どもたちもありのままでいいんだよ
とやさしく後押ししてくれる本です。