不安でいっぱいの時こそ片づけのマインドフルネス

新型肺炎による影響で学校がお休みになったり、外出を自粛するよう要請があったりと、家にいる時間が長くなっている今日この頃。

家にとじこめられている上に、憂鬱なニュースばかりで鬱々としている方が多いのでは？

うちの夫もそのタイプで、「休日にどこかに出かけられないと息がつまる」とため息ばかりついています。気晴らし=外出という図式ができてしまっているのですね。

私はというと、逆に外出するのが不安でたまらないタイプ。

ただ、家にいてニュースを見ても余計に不安にかられて、何も手につかなくなるばかり。

その横で、子どもは動画→ゲーム→動画→ゲームのくり返し。

これではいけません…！

なので、「普段やろうと思っているのになかなかできない家の片づけ」をする絶好のチャンスだと気持ちを切り替えようと思いました。

家の片づけがマインドフルネスに

私はもともと片づけが大の苦手で、「どうして自分は片づけられないんだろう」と自責の念にかられることがよくありました。

そこで今回、家にいる時間が長くなってから「このチャンスに少しでも家を片づけよう」と、決意しました。

そんな中で、参考になったのがこちらの本。

心理学的な側面から、なぜ片づけられないのか、が説明されています。

それによると、片づけられない人は「自分へのダメ出し」で自分を責める人や、完璧主義すぎる人が多いとのこと。

その場合、「人に任せることができない」「頑固で妥協ができない」「価俺のないガラクタでも捨てることができない」という特徴があるそう。

3番目などは、まさにその通りです。

そういった人が片付けられるようになるには、

という方法で解消することができるとのこと。

さっそくやってみました。

すると、気になっていながらも見て見ぬフリをしていた部屋の隅の雑誌や、何が入っているかわからなかった書類ボックスの片づけができました。

何年も手をつけられなかったのに、できちゃったんです……！

いつもなら「片づけなきゃ」と思った途端、億劫になってしまっていたのですが、「淡々と」をこころがけて進めていったところ、驚くほどあっさりと片づけられました。

文中に、片づければ片づけるほど、頭の中が静かになっていく、とありましたが、まさにその通り。

片づけることがマインドフルネスになるのです。

コツは、３つ。

それだけで、気持ちは落ちついてスッキリするし、部屋はきれいになる。いいこと尽くしです。

本文中から引用すると、

人生が楽しくないとか、お先真っ暗、と将来を悲観している時ほど淡々と片づけをして催眠状態に入ってみる。すると、きれいになった部屋と共に、目の前には素敵な世界が広がっていきます。

引用︙片づけられない自分がいますぐ変わる本　著者：大嶋信頼

これは、実行してはじめてわかる爽快さ。

そして今、まさに必要な心境ではないでしょうか。

かつて、タイの洞窟に長期に渡ってとじこめられた少年たちの平静を保つ助けになったのは、コーチが子どもたちに教えたマインドフルネス瞑想だったと言われています。

もし、今重苦しい不安に囚われているなら、「今ここ」に焦点をあてることが大切です。

そして、片づけのマインドフルネスで、気持ちも部屋もスッキリさせるのがおすすめです。