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アンガーログは、自分の怒りのパターンを洗い出すうえで、とても役に立ちますが、つける際に注意すべきことがあります。
注意点やつけるときのタイミングなど、私がやっている方法についてまとめてみました。
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つける際の注意点は?
ひどく怒ってしまった後にアンガーログをつけると、
- またやってしまった
- どうしてこんなに怒ってしまったんだろう
- 子どもはどんな気持ちになっただろう
などと、ついつい考えて、落ち込んでしまいがちです。
特にまじめな人ほど、自責の念にとらわれがちなもの。
ですが、せっかくつけているのに、自分を追い込んでしまうツールになってしまっては残念ですね。
アンガーログは、自分を責めるものではありません。
「アンケートに回答している」ぐらいの気軽さで、ただ起こったこと(事実)をつけていくように、心がけていくのがおすすめです。
アンガーログをつけるタイミングは?
つけるタイミングとして、怒ったすぐ後につける、という人と、時間がたって落ち着いてからつける、という人がいます。
私はと言うと、ドカーンと怒ったときは、直後に書くより、一通り落ち着いて頭が冷えた夜に書くことが多いです。
その方が、どうしてほしかったか? などの答えがスッと出てきます。
一方、イラっときた小さなことは、その場でちょっと書き留めます。
iPhoneのメモに記入することもあります。
これは、口には出さないような小さな怒りの場合が多いです。
- 大きな怒りは頭が冷静になってから。
- 小さな怒りはその場で。
が、私のつけ方です。
アンガーログとスキルをセットで使う
アンガーログは、怒りのパターンを明らかにするもの。
いわば、診断の結果をまとめた記録だと言えます。
ポイントは、この診断結果に対して、体質改善と対処療法をあわせて行うということ。
例えば、仕事の締め切りが近づくとプレッシャーでイライラして怒りっぽくなる、ということがわかったとします。
その場合は、
- 環境を整える
- 身体を整える
- こころを整える
などの対処方法があります。
環境
仕事の効率をよくする工夫をしてみる、仕事の締め切り自体を調節できないか働きかけてみる、周囲や上司に協力を依頼してみる、など。
身体
できるだけ意識してよく眠る、ゆっくりお風呂に入る、自律神経訓練法やヨガ、マインドフルネスを実行してみる、など。
こころ
考え方を変えられないか試してみるなど、そもそもの怒りを感じにくくするための「体質改善」と、ムカッときたときの怒りに対処する、タイムアウト・ストップシンキング・コーピングマントラなどの「対処療法」など。
アンガーログをつけてわかったことに対して、「体質改善」と「対処療法」にあたるアンガーマネジメントのスキルをセットで使うことで、よりいっそう怒りにくい自分を手に入れることができます。
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アンガーログはスマホで記録してもいいの?
できれば手書きの方がいいと思います。
というのは、手で書くという作業によって、脳の神経細胞が活発に働き、ひらめきや記憶に影響を与えるとされているから。
自分の体感としても、手で書いた方がいろんなことに気づきやすいと感じています。
手書きの方が感情や思考の整理がつきやすく、記憶に残りやすいという有識者の意見もありますので、そういった意味でも、手書きをおすすめします。