広告 怒りのコントロール

怒りはためこむと逆効果! 怒りを上手に解消するための5つのコツ

2018年4月10日

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「怒らない」という言葉で誤解されやすいこと。

それは、
「怒っていても、外に出さなければいい」
ということです。

うちの夫もそうで、怒りを表現することをぐっと我慢していましたが、これは、だめです。

逆効果ですよ~!

「なぜだめなのか?」と、その解決方法を5つあげてみました。

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ためこむと心身にダメージが……!

怒ると、アドレナリンが放出され、血圧が上がり、ホルモンのバランスが乱れます。

このため、怒る人は穏やかな人に比べ、心臓病、脳卒中などのリスクが高くなることが知られています。

参考怒りは人生を破壊する! アンガーログで怒りをコントロールする

「怒りを外に表さない」こと、言い換えれば「怒りを我慢する」ことは、心にとっても体にとっても、すごくストレスがかかる行為です。

 

「怒ってはいけない」と、グッとこらえたとします。
その場は、一見丸くおさまったように見えます。

でも、おなかの中では熾火(おきび)のようなくすぶりが残ったまま。

 

それもそのはず、問題となった物事は解決されておらず、ただ、ふたをしたに過ぎないのですから。

そして、積もり積もった怒りは、いつか噴出します。

 

それが、我慢しきれずとうとう大声で怒鳴ってしまう、ということもあれば、自分自身を痛めつける身体の不調となって出てくる場合もあるでしょう。

 

とはいえ、社会生活を送っている以上、人とのおつきあいで「怒る」ことが許されない場面もあります。

 

では、どうすればいいのか?

 

そういった場合には、怒りをため込むのではなく、上手に怒りをそらしたり、形を変えて表現すればいいのです。

 

怒りをそらす5つの方法

怒りをそらすには、次のような方法が効果的です。

1.怒りを客観視する

キーワード

「自分は怒っているんだな」

「自分は怒っている」と、自覚すると、不思議と怒りがすーっと冷めやすいです。

他人事のように考えてみるのがおすすめですよ^^

 

2.別の視点で状況を見てみる

キーワード

「いや待てよ?」

一旦、自分が怒っていることを、ほかの視点で見てみます。

例えば、相手の視点になってみる。

そうすることで、冷静になることができますし、相手の気持ちになって考えてみることもできます。

 

3.思い込みのフィルターを外す

キーワード

「もしかしたら違うかもしれない」

 

自分が怒っていることは、もしかしたら勝手な思い込みかもしれない。

これは、2.の別の視点から見てみる、ということとよく似ています。

一旦、自分の思い込みのフィルターを外してみると、真実はまったく違っていたということはよくあります。

 

例えば、夫が話しかけても返事もしない。
「私の話なんてどうでもいいのね?!」
と思って腹を立てていたら、実は、ひどい頭痛で口を開くのもつらかった、などというような^^;

 

怒りを感じたときは、少し目線を変えて、でも、もしかしたら違うかもしれない、と思ってみてください。

前述の場合は、怒る前にそれをしていたら、穏やかに「調子が悪いの?」と聞けたかもしれないし、顔色がよくないのに気づいたかもしれません。

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4.怒りを別の場所で発散する

キーワード

「リラックス!」

 

「怒りを爆発させる代替手段」として、気分を変えるものを実行するといいですね。

ただ、私もはじめて知ってびっくりしたのですが、昔からよく知られている、枕をパンチする、大声を出す、お皿を割る、などの攻撃的なやり方は、かえって怒りへの抵抗力を下げるとのこと。

研究結果によると、そうした方法は、一見怒りが解消されたかのように思えても、次に同じようなことが起きたときに、より怒りを感じやすくなるというのです!

(これは、別の観点で言えば、物にあたったり、暴言を吐いたり、感情のままに怒れは怒るほど、ますます怒りっぽくなるということでもありますね)

 

ですので、アンガーマネジメント的には、怒りの解消は、リラックスや気を紛らわせるなどの穏やかなやり方が望ましいと言えます。

深呼吸は簡単にできるうえに効果的ですし、シャワーを浴びる(お風呂に入る)、走る、ヨガ、「今ここ」に集中するマインドフルネスなどもおすすめです。

 

ちなみに、私がよくやっているのはこちら↓

  1. 深く息を吸う
  2. 呼吸とともに、自分を落ち着かせる力が体の中に入ってくる、とイメージする
  3. ゆっくり息を吐く
  4. そのときに、怒りのエネルギーが身体から出ていく、とイメージする

イメージするのが難しければ、深い呼吸だけでも十分です。

一度試してみてくださいね^^

5.怒りの状況を手放す

キーワード

「他人が何をしようがその人の自由!」

 

怒りは、自分の思い通りにならないことからくることが多いもの。

特に、子どもに対しては、自分の思い通りに動くべきだ、という心理がより強く働くため、抑えが効きにくくなります。

 

すべてを思うがままにコントロールしたい。
すべては私の思いどおりであるべきだ。

 

こうして文字にしてみると、難しい望みであることがよくわかりますね^^;

コントロールしようとするから怒りが生じるのであって、思うとおりにはならないということを認めて、コントロールを手放せば、こころが楽になります。

 

もし、他人があなたのことをバカにするようなことを言っても、
「そうか、この人はこう思ってるんだな」
ぐらいに思っておくといいです。

そう思うのは、その人の自由です。

(でも、それを自分自身が認めるかどうかは、また別の話です^^
そして、「それはイヤだ」と伝えるのも自分の自由です)

 

子どもが言うことを聞かなくても、子どもの自由。

「子どもは言うことを聞かないものだよね」ぐらいに思っておけば、気が楽になります。

 

ここでの大事なポイントは、「自分ではどうにもならないものに対するコントロールを手放すと、自分自身もその呪縛から逃れることができる」ということです。

他人は自由。
自分も自由!

 

まずは、他人は思い通りにならないということを認めて、コントロールを手放酢練習をしてみるのがおすすめです。

 

最後に

と、書いてきましたが、私が完全にこれを自分のものにしているかというと、まったくそんなことはありません^^;

 

夫に対して勝手な思い込みで、「どうせこう思っているに違いない」とイライラしたり、「言ったってどうせ怒るから」と決めつけてためこんだり……

アンガーログをつけているとよくわかるのですが、「自分って本当に怒りっぽいんだなあ」と思います。

 

でも、アンガーマネジメントのいろんなテクニックを使っていくうちに、怒る回数がかなり減りました。

大抵は勝手な思い込みで怒りを感じているので、そのフィルターをとって、客観的に物事を見てみたら、怒りに振り回されることが少なくなってきました。

 

「まったく怒らないわけじゃないけど、進歩してるよね!」

と、自分をほめてやっています(笑)

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